■フィードサック、ヴィンテージ布とは?
フィードサック
アメリカで家畜用飼料を入れるために1880年代に考案された布袋です、それ以前には箱が用いられていたようです。
発売当初は無地の袋でしたが、1930年頃販売促進のためきれいなプリントを施した布袋に換えて販売したところ爆発的な人気となりました。
その後、1950年代まで飼料だけでなく小麦粉、砂糖等もフィードサックに入れて販売されました。
また、小麦粉用の布袋には、フィードサックより小さめの袋でフラワーサックと言うものも販売されました。
1930年頃にパッチワークが再流行(最初の流行は19世紀末)したこともあり、パッチワークやエプロン、洋服にフィードサックが利用されました。
フィードサックは商品ラベルが貼られており、また袋状になっていますが、布として利用し易いようラベルは水に濡らすとすぐ剥がれ、縫い糸も簡単に取ることが出来る工夫がされています。
標準的な大きさは、110cm×90cm(袋状態では55cm×90cm)です。
ヴィンテージ布
明確な定義はないようですが、一般的にアンティークと言われる年代のものより新しいものを指し、フィードサックと同年代から1970年代位までの布を表すことが多いようです。
しかしながらアメリカよりヴィンテージとして入荷する布には比較的新しいものも含まれており、デッドストックとヴィンテージの境は曖昧です。